災害復旧の最前線に行ってきました

2月28日 石川県七尾市中島町河内地区
そこは想像以上の現場でした。

土砂と倒木が川を堰き止め「土砂ダム湖」になり、その先には集落に水を供給する水道施設が。

そのためにいつもよりさらに危険な場所で作業をする林業従事者がいます。
「最初来た時に土木業者さんがいて『オマエらなにしに来た?』みたいに言われたんで帰ったんですよ」
「そしたら数日後に『伐ってください』と連絡があって」
「それでも下請けみたいに使われるんですけどね…」
「なんなんですかね」
「ここはまだ下がアスファルトの道だってわかってるから安心なんですよ。前の現場は泥と川とで足の下がどうなってるかわからなかったんで怖かったです」
「棒でチョンチョンと少しずつ水の通り道作ってやらないと、一気にやると自分たちまで流されますから」


発災から2ヶ月経っても、主要道路以外はこんな現場がたくさんあります。そして私たちが生業としている林業の現場はその先にあります。
まだ全体像も掴めていません。
とにかく、困っている人や集落から作業にあたってくれています。

そんな彼らが、少しでも安全に仕事を続けられる環境を整えるためのクラウドファンディングに挑戦しています!ぜひご支援と拡散にご協力ください!!

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おかげさまで、クラウドファンディングの公開から1週間で、たくさんのご支援と拡散のご協力をいただいき、ありがとうございますm(_ _)m

クラウドファンディングの運営上、all-in方式であっても、寄せていただいた資金の入金は期間終了後の翌月末になるそうです。

でもね、もう待てない…の。

今日の石川県はこの時期にしては暖かく晴れてます。こんな日ばかりならいいのだけど、来週は気温急降下の予報で、まだまだ春の嵐があったりします。
現場作業にあたってくれている林業従事者さんたちに、どうしたら少しでも早く支援を届けられるか。めっちゃ考えた結果、手元にある、直接現金で寄せていただいた支援金で買えるだけのものを買って届ける。

カッパ注文しました!現金先払いで!!

そいで入荷しました!!!笑

汗なのか、雨なのかわからない、乾かないカッパでの作業は気持ち悪くて嫌です。作業性や効率が悪いと思います。洗い替えや予備に使ってください。まだまだ全員に行き渡る分は全然ありませんが、希望してくださった方には順番にお渡しできるようにします。そのための要望調査を中能登農林総合事務所や森林組合の協力をいただいて行なっています。

ご支援と拡散にご協力お願いしますm(_ _)m

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昨日、震災後初めてとなる能登木材総合センターの初市が開催されました!
主に年末までに納材された原木が並んだものの、例年の初市のようなオメデタイ雰囲気もなく、少し寂しく感じます。

言うまでもなく、ここに並ぶ原木は、能登の山から林業従事者さんたちが伐って出してきた木。
今回の震災で現場はもちろん、現場へ通う道も大きなダメージを受けました。そして、彼ら林業従事者さんたち自身も…。

仕事はあります。関係者の尽力のおかげで見通しはついています。ただ、装備と機材は自前です。県や国からの義援金は生活をするためのもので、それらを道具類に使うことはできません。最低限の安全装備や機材を揃えることが難しい人たちに、少し応援の気持ちをモノに変えて届けたいのです。

林業従事者を応援することは、ここに並ぶ木を供給すること。石川県の、能登の木を製材所に届けること。地場の木材産業の存続にもきっとつながります。
ご支援と拡散にご協力お願いしますm(_ _)m

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